自転車()で65km移動してわかったこと
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諸々の事情が重なり、猪苗代湖を一周したときの話。
10月末の土曜日、駅構内で買ったサンドイッチとホットコーヒーを手に、早朝の東北新幹線に乗り込む。周囲には、ゴルフバッグをもつ乗客がちらほら見られる。那須高原でゴルフでもするのだろうか。(ゴルフバッグを持っているのだからゴルフはするだろうが、問題はそれが那須高原なのか、という点だろう。)
空席を挟んで私と同じブロックに座るサラリーマン風の男性は、スポーツ紙を広げたまま睡眠と覚醒を繰り返しているようだった。スポーツ紙を読んで寝てしまうのは、小難しい本を読んで眠くなるのとどれほどの違いがあるだろうと、これまた眠くて働かない頭で考える。
そうこうしているうちに、新幹線は郡山駅に滑り込む。案内板を見ながら素早く乗り換え、磐越西線、会津若松行き4両編成の列車に飛び乗る。出発までの間、周囲を観察する。私の推定によると、乗車の用途としては観光と日常利用が半々くらいだろうか。
都市部から住宅街、田園風景へと景色は移り変わり、山をいくつか超えただろうか、40分ほど揺られ、そろそろ猪苗代駅に着くかというころ、車内アナウンスが流れはじめる。
